和順古鎮は詩のように絵のようだ

『求是』雑誌記者梁佩韻

雲南省騰沖市和順古鎮に入ると、近くに粉壁の黛瓦、小橋の流水が見え、遠くに清渓が村を回り、水鳥が飛び、山水の詩画風景が広がっている。

和順古鎮は明洪武年間の軍屯戍辺のために建てられ、古代川、雲南とミャンマー、印南方の陸上「シルクロード」の必ず通る場所であり、小さな川が村を回るため、「河順」と呼ばれ、後に「士と民順」の意味を取って、雅化して今の名になった。

 現在、和順古鎮は観光の人気の目的地となり、毎年百万人以上の観光客を迎え、「中国十大魅力名鎮」の一つとされている。

和順古鎮は「五山環抱」、「三泉交差」、「二水穿流」で、村は山に基づいて建てられ、自然と一体化している。「恵まれた自然環境に直面して、私たちは『緑の山は金山銀山』であることをよく知っていて、環境を保護することは生産力を保護することであり、環境を改善することは生産力を発展させることであり、生態基礎を打ち固めてこそ、発展の『底力』がある」と和順鎮党委員会の責任者は述べた。

「故郷はいいから、川頭にはまったほうがいい。緑の柳の茂みの中に紫燕を着て、紅蓮塘のほとりに青牛を寝て、一緒に孤舟を浮かべたほうがいい」これは海外の遊覧客が書いた川にはまった美しい景色だ。陥河湿地は、和順古鎮前の湿地であり、人が歩いていると陥りやすく、イメージ的に陥河と呼ばれている。かつて管護整備が不足したため、陥没川の水質が次第に悪くなり、堆積が深刻で、水体の機能が発揮できなかった。川にはまった良好な生態環境を回復するために、各級の党委員会と政府の支持の下で、和順は全力を尽くして水生態の修復・整備を推進し、高基準で汚水処理システムを計画し、日常的に発生した汚水を浄化処理し、ダム、湿地に対して河道の清泥を実施し、ダム、河道内で水生植物を更新し、絶えず水体を浄化した。今、保護・管理を経て、ここは波が高く、舟が景色を変えて、田園の美しい色をしている。

和順古鎮内には至る所に参天古木が見られる。紹介によると、和順人は昔から木を守る伝統があり、黄果樹路地、エンジュ果樹路地などの木を用いて路地を命名するのが好きだった。和順魁閣のそばには2本の杉が生えており、樹齢は500年以上になる。1931年、二杉を伐採しようとした人がいて、村人に反対された。著名な哲学者アイジーの父で辛亥革命の元老である李曰垓は衆を率いて木を守り、『双杉行』の長詩を書き、石碑に刻んだ。ここ数年来、古鎮は「林長制」、「掛巷包戸」などの環境対策メカニズムを厳格に実行し、営林造林と保護に力を入れ、全鎮の森林カバー率は74%に達し、動植物の調和共生の楽園となった。「現在、古鎮内の古木の名木は約110本あり、川にはまった鳥類は従来の30種以上から現在の280種余りに増えている。古鎮は人気が高いが、カモや紫水鶏などが川辺に生息することには少しも影響を与えず、百鳥が面白いシーンは非常に調和がとれている」と和順鎮鎮町規画センターの陳傑主任は言う。

生態が形で、古鎮の最もまぶしい地色であれば、文化は魂であり、古鎮の独特な神韻を示している。長い間、中原漢文化、辺境民族文化、南アジアと東南アジア文化がここで交差融合し、順古鎮と調和して包容できる文化雰囲気を形成してきた。

和順古鎮の入り口にある双虹橋を渡り、火山石で作られた階段を上って、3つの3つの屋根付き山頂の門をくぐると、中西折衷の2階建ての建物が目の前に躍り出た。これは全国最大の田舎図書館の1つである和順図書館である。この図書館は1928年に建てられ、和順旅ミャンマー華僑が故郷の文化教育を振興するために寄付して創設し、現在13万冊以上の蔵書がある。

閲覧室に入ると、新聞や雑誌が木のテーブルの上に整然と置かれ、テーブルや椅子の隅には漆が磨かれており、古めかしい図書館内には歳月の痕跡があちこちに見られた。閲覧室の正面壁板には「本は雲の辺から通じていて、海外の啓群黎に報告されている」という対聯が掲げられている。この連合は「機巧」を秘めており、上下の前の4字を交互に読んで、「本と新聞は雲海の外から来た」という意味を得ている。説明員は、当時は陸路交通が困難だったため、上海から注文した本や新聞は、海路を経由してミャンマーに行き、馬で荷馬して和順に運んだことが多かったと説明した。これらの容易ではない書誌は、和順人の知識文化への渇望を十分に体現している。

2024年8月11日、雲南省騰沖市と順古鎮を訪れた観光客。ビジョン中国曽三東/摂

今では、本を借りて読むことは古鎮住民の日常生活の一部になっている。和順図書館の尹以耀副館長によると、常住人口7000人以上の辺境の町では、貸し出し証明書が3000以上取り扱っており、2023年に貸し出した紙の本は2万8000冊以上ある。読者が借りやすいように、館内には情報検索機、電子書籍貸し出し機などのデジタル化設備がオンラインされており、電子書籍のダウンロード、古書検索、情報検索などの機能を備えているほか、定期的に展示内容を更新することができ、読者、観光客に好評を得ている。

和順図書館のような歴史文化の建物は、古い町にはまだたくさんあります。大馬助博物館では、シルクロード古道の歴史と馬助文化を理解する。アイギス記念館に行って、哲学の魅力を味わって、人生の真の意味を悟る;和順の路地に足を踏み入れ、古法製紙、影絵などの無形文化遺産を体験し、時間との対話を楽しんだ。

生態保護であれ、文化伝承であれ、最終的な足場は人民の幸せな生活である。いくつかの古い町の観光開発の過程で、ある地方は元の住民を観光地から搬出し、古い町を移築し、新しい町を建てたが、和順古い町はそうしなかった。雲南柏聯和順観光文化発展有限公司の責任者は、「和順古鎮の開発運営の主体として、私たちは特に発展の成果を地元住民と共有することを強調した。会社には従業員が300人以上いて、地元住民は80%以上を占めており、毎年入場券を使って町全体の農業戸籍に入れている5300人以上の住民に都市部と農村部の住民医療保険を納め、幼児教育保障金、年金などを設立している。町全体の80%以上の住民が直接または間接的に観光発展に参加し、多くの住民は家の古い家を民宿、レストランに改造し、古鎮の『流量』を借りて経営して豊かになっている。私たちは古鎮の開発過程で住民が引っ越していないことをやり遂げた」と述べた。庶民は利益を得て、古い町はますます良くなり、本当に平和と調和を実現することができます。
 

記者の手記：

 和順古鎮は終始自然の風貌を保護することを堅持し、歴史文化資源を掘り起こし、発展の成果をより多く大衆に恩恵を与え、「生きた歴史」を終始「花火の気」に伝え続け、大衆に「山が見え、水が見え、郷愁を覚えさせる」ようにした。

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